十勝で観光

十勝帯広のトテッポって何?帯広市内に存在した鉄道と日甜の関係

朝ドラ『なつぞら』で夕見子が「トテッポで来た」という話をしているシーンがありましたね。

トテッポ。十勝帯広に住んでいるなら、一度は聞いた事がある名前です。

おかめ
おかめ
トテッポと言えば?
たろう
たろう
日甜のビート資料館の館長さんを思い出すね
おかめ
おかめ
いやいや、もっとあるでしょ!

トテッポってそもそも何かというと、昔十勝・帯広市内に走っていた十勝鉄道の愛称です。その十勝鉄道を走らせていたのは、日本甜菜製糖・略して日甜だったんです。

十勝鉄道は現在は走っていません。しかし、その線路の名残はとてっぽ通りとして今でも親しまれています。

そして、その傍らには美味しいチーズケーキで有名な十勝トテッポ工房というお菓子屋さんもあります。

ちなみに、帯広市内には十勝鉄道が実際に走っていた頃の地図が入手できる場所まであるんです。

どこかと言うと、チーズおやきで有名な高橋まんじゅう屋です。

  • とてっぽ通りがどんな所なのか
  • 日甜・ビート資料館は歴史の勉強になる
  • 高橋まんじゅう屋の包装紙が昭和10年頃の地図

など、トテッポに関する事について、熱く語っていきたいと思います。

GWなどお休み中のおでかけなど、帯広観光がてら美味しく歴史の勉強がしたい時の参考になれば幸いです。

トテッポが走っていた『とてっぽ通り』

とてっぽ通り

帯広の西5条通りのウラに走っているとてっぽ通りは、春になれば桜が美しい散策路です。北海道ホテルやイオン帯広店の傍らを通っています。

この道の先には十勝トテッポ工房があり、散歩がてらのお茶にも丁度良いんですよね。

ちなみに、とてっぽ、というのは十勝の“ぽっぽ(電車を意味する言葉)”が愛称の由来という説があります。

十勝トテッポ工房

春には桜が綺麗で、お茶もしやすい散歩道。というのが、今のとてっぽ通りの認識です。

このとてっぽ通りには、昔、日甜の敷いた私鉄・十勝鉄道が走っていました。

とてっぽ通り 機関車

今ではとてっぽ通りの途中・イオン帯広店の駐車場に近い場所に機関車が展示されています。

とてっぽ通り 由来

何度も散歩で通ってきた道ですが、実際に『ここに機関車が走っていた』という理由を私はイマイチ分かっていませんでした。

なんでかわかんないけど、機関車が走っていた。そんな認識だったのです。

その理由がはっきり分かったのは、日甜のビート資料館に行ったおかげです。

日甜・ビート資料館って?

日甜ビート資料館

日本甜菜製糖株式会社を縮めて、日甜、と呼ばれています。この日甜はビート(甜菜)から砂糖を作る会社で、北海道内でビート栽培を盛んにした立役者でもあります。

日甜の歴史やビートから砂糖を作る過程を分かりやすく展示・解説してくれるのが、ビート資料館です。ますやパンの麦音店の隣にあります。

入館料は大人が300円でお土産にお砂糖付きです。

このビート資料館、館長さん直々にお話をして一緒に回って下さいます。その館長さんの日甜愛が凄い事と言ったらありません。

たくさんお話を聞かせて下さったので、どうして十勝鉄道を走らせたのか?というのが分かりました。

たろう
たろう
館長さんのお話を要約するよ!

日甜は、そもそもお砂糖を効率よく運ぶために、私鉄を帯広駅まで作ったのです。当時は、甜菜などの運搬には馬車を使うのがポピュラーに考えられている時代でした。

しかし、馬車では時間もかかるし、一度に大量に運ぶ事ができません。その為、採算が取れずに失敗する製糖工場がありました。

同じ失敗をしない様、一度に大量に運ぶために私鉄を敷く事にしたのです。その鉄道こそ、今のとてっぽ通りを走っていた十勝鉄道です。

最初は甜菜や砂糖の運搬が目的でした。しかし、電車に乗りたい、という近隣住民の要望を受けて、お客さんも乗せてあげるようになったのだそうです。

その結果として、十勝・帯広の発展には日甜がとっても貢献していた、という事もビート資料館の館長さんは熱く語ってくれました。ちなみに、現在の北海道内での砂糖の生産量一位は十勝で、二位は北見方面なんだそうですよ。

詳しくはビート資料館でどうぞ!

 ビート資料館

  • 入館料 大人300円・大学生200円・小中高校生・100円
  • 開館時間 朝9時30分~16時30分
  • 休館日 8月15日・9月5日・12月29日~1月3日
  • 住所 帯広市稲田町南8線西14番地

ますやパン麦音店のすぐ隣にあります。ビート資料館を見た後に麦音でパンを買う、という事もしやすいですね。

高橋まんじゅう屋の包装紙の秘密

高橋まんじゅう屋

帯広市民がたかまん、と呼んで親しんでいるのが、高橋まんじゅう屋です。私は特にチーズおやきが大好きで、事あるごとに買いに行ってしまいます。

高橋まんじゅう屋 チーズおやき

肉まん蒸しパンも売っています。どれもが素朴な甘さとふっくら感で、とっても美味しいんです。

お店の中は甘いおやきの皮が焼ける香りでいっぱい。こうばし甘い素敵な香りで、買い終わってもそのままとどまっていたいくらいです。

お店の中、めっちゃいい匂いする。その一言につきます。

その高橋まんじゅう屋でおやきなどを買うと、独特な包装紙で包んでくれるのです。それが、こちら。

高橋まんじゅう屋 包装紙

しわくちゃですみません。高橋まんじゅう屋の包装紙は、なんと昔の帯広市内の地図が柄として使われているんです。

ちなみに、右上の店名の近くには、昭和10年頃の地図だと描かれています。この地図を更に見ていくと…

高橋まんじゅう屋 包装紙

当時の線路などもはっきり描かれているのが見えるでしょうか?

中央付近に、十勝鉄道ってはっきり書いてありますよね。これがとてっぽ通りの昔の姿です。

つまり、高橋まんじゅう屋で美味しい物を買うと、昔の帯広の勉強にまでなっちゃうんです。私は美味しいチーズおやきを食べながら、ちょっとしたノスタルジーに浸っていました。

高橋まんじゅう屋 値段

高橋まんじゅう屋

  • 営業時間 9時~21時(日・祝日は9時~20時)
  • 定休日 水曜日
  • 住所 帯広市東1条南5-19-4

おやき・蒸しパンは1個120円で、肉まんは1個140円という破格のお安さ!

帯広駅から1km弱の距離なので、頑張って歩いて行く事もできますよ。

※駐車場は広くないので、車で行く場合、おやきを買ったらすぐ移動してあげるようにしましょう。

帯広の歴史を学ぶ“トテッポ”の楽しみ方

トテッポに関する事について、一気にご紹介させて頂きました。実際に見て知りたい!という気になったなら、

  1. ビート資料館でお勉強をしてから
  2. とてっぽ通りで機関車を見て
  3. 十勝トテッポ工房で一休み
  4. 高橋まんじゅう屋の包装紙を眺めながらおやきを食べて歴史に浸る

というのが私イチオシのプランです。

せっかく十勝観光に来たのに曇ってたり雨で見晴らしが悪い!なんていう時などに楽しんでみて下さいね。